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  • 執筆者の写真Kimie

自然農法でレタスを育てる方法


地中海沿岸から中近東地帯が原産のレタスは、固く結球する玉レタス、半結球のサラダ菜、結球しないリーフレタス、タケノコのように盛り上がるサンチュなどがあります。

水はけのよい土を好むレタスは、結球しないタイプのほうが栽培しやすいですが、ハコベやナズナが生えるような肥沃な土地なら玉レタスもよく育ちます。


土づくり


玉レタスの場合は土が肥沃でなければ結球しないので、植える1カ月前に、土を直径20cm、深さ20cmくらい掘り起こして、底に完熟した堆肥を一握り入れてから土を埋め戻しておきます。


水はけ、風通しが悪いとレタスが傷みやすいので、畝を高くして、苗の間隔は25~30cmくらいにします。



種まき


リーフレタスなら、3月上旬~5月中旬、5mm間隔で、菜園に直に種をまきます。


発芽に光を必要とするので、溝は浅く、上にかける土も薄めにし、足でしっかり踏んで種と土を密着させます。


玉レタス、半結球タイプ、あるいは8月下旬~10月上旬の秋まきの場合なら、鉢で苗を育ててから植え付けをするほうが無難です。


気温が高い時期に種をまく場合、種を数時間コップや皿などに入れた水に漬け、冷蔵庫で2~3日おいてからまくと発芽しやすくなります。



コンパニオン・プランツ


アブラナ科のキャベツ、小松菜、チンゲンサイ、白菜、カブなどと一緒に植えると、キク科のレタスの香りによって、モンシロチョウやコナガが飛んでくるを抑えることができるため、幼虫に葉を食べられる被害も減ります。


特に赤いサニーレタスは、アブラナ科のキャベツなどにつきやすい害虫を防ぐ効果があります。


レタスは、トマト、ナス、トウモロコシのような草丈の高くなる野菜の間や近くに植えて、日陰になってもよく育ちます。



間引き


畑に種まきをした場合には、本葉が触れ合わない程度に間引きをし、本葉が4枚になったら別の場所へ移植できます。


3月上旬~5月中旬に種まきしたものなら、3月下旬~5月下旬から間引きを始めます。


8月下旬~10月上旬に種まきしたものなら、9月上旬~10月下旬から間引きを始めます。



植え付け


3月上旬~5月中旬に種まきしたものなら、4月中旬~6月中旬くらいに移植や植え付けができるようになります。


8月下旬~10月上旬に種まきしたものなら、9月下旬~11月中旬に植え付けできます。


ポットで育てた苗は、本葉が4枚になったら地面に植え付けます。植え付けする前日には、たっぷりと水を与えておき、雨が降った翌日か、曇りの日に植え付けします。

植え付けをしたら、周囲の土の上に刈り取った草を敷き詰め、泥跳ねを防ぎます。



収穫


3月上旬~5月中旬に種まきしたものなら、5月上旬~7月中旬ころに収穫できます。


8月下旬~10月上旬に種まきしたものなら、10月下旬~12月下旬に収穫できます。


半結球タイプと結球しないタイプは、伸びてきた葉を外側から取りながら収穫していきます。生え際から切り取って、株ごと収穫しても構いません。


玉レタスは、玉の部分を手で押してみて、弾力があれば収穫時期です。


早朝に収穫すると、水分が多く、おいしいレタスが採れます。



種取り



3月上旬~5月中旬に種まきしたものなら、7月下旬~8月中旬に花が咲き、9月中旬~下旬に種が採れます。


8月下旬~10月上旬に種まきしたものなら、翌年の4月下旬~5月上旬に花が咲き、6月下旬~7月上旬に種が採れます。

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