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自然農法でトウモロコシを育てる方法

  • 執筆者の写真: Kimie
    Kimie
  • 2018年11月19日
  • 読了時間: 3分

イネ科のトウモロコシは中央アメリカ原産で、果実が未熟なうちに収穫するスイートコーン、完熟させてから収穫するフリントコーン、ポップコーン、飼料用のデントコーンなどがあります。

トウモロコシは、酸性~中性の、水はけがよく乾いた土を好みます。2列に10本以上で育てると、花粉が風に運ばれて受粉しやすくなります。

違う品種のトウモロコシを近くに植えると、花粉がついて味が悪くなりがちなので、一つの品種だけを植えるようにします。


イネ科のトウモロコシと、マメ科の枝豆や大豆は相性が良く、土が肥沃になって、よく育ちます。またトウモロコシが陰になって、枝豆や大豆の種や双葉が鳥に食べられにくくなります。



種まき


1週間ずらして2回に分けて種まきをすると、長く収穫できます。


一緒に植える大豆や枝豆は、種まきから収穫までの期間が、中晩生の品種で90~120日くらい、早生の品種なら75~90日くらいです。


5月上旬、トウモロコシの種を一か所に3粒ずつ、30cm間隔でまきます。

5月中旬、トウモロコシの種を最初の種から30cm離した場所に、一か所に3粒ずつ、30cm間隔でまきます。


6月中旬、最初に種まきしたトウモロコシから30cm離した場所に、枝豆や大豆の種を45~50cm間隔で、一か所に3粒ずつまきます。

早生の品種の枝豆なら、トウモロコシの間にまいて育てることも出来ます。


6月下旬、2回目にまいたトウモロコシから30cm離した場所に、枝豆や大豆の種を45~50cm間隔で、一か所に3粒ずつまきます。



コンパニオン・プランツ


●つるありインゲン(マメ科)

トウモロコシが支柱がわりとなって、インゲンが一緒に育ちます。


トウモロコシの高さが1メートル以上に育ってから、トウモロコシから15cmくらい離れた場所に、1か所3粒ずつインゲンの種をまきます。


トウモロコシを収穫した後も茎や葉を切らずに残しておくと、晩秋まで支柱として使えます。


●カボチャ(ウリ科)



間引き


6月上旬、1回目にまいたトウモロコシの葉が3~4枚になったら、育ちの良いもの1本だけ残して他は根元をハサミで切って間引きます。周囲の草は刈り取って地面に敷いておきます。

根元から出てくるわき芽は残しておいたほうが、株が倒れにくくなります。


6月中旬、2回目にまいたトウモロコシを間引きます。


7月上旬、枝豆、大豆の本葉が出たら、1か所に2本残して間引きます。



受粉


てっぺんの雄穂から花粉が風で飛ばされて、雌穂のヒゲにつき、自然と受粉します。


雄穂の香りに誘われてアワノメイガが飛んできて産卵し、幼虫が実を食べてしまうので、花粉を出し終わった雄穂は、すぐに切り取ります。切った時に、他の株の雌穂に花粉をつけておくと確実です。



収穫


下のほうに出来る雌穂の実は早めに摘み取ってヤングコーンとして収穫します。

雌穂は、最初にヒゲがついた一番上だけ残します。


8月上旬~下旬、雌穂のヒゲが茶色くなったら、皮を少しむいて実が大きくなっていたら、トウモロコシを収穫。

枝豆や大豆に日が当たるように、収穫後のトウモロコシの茎や葉は刈り取って、地面に敷いておきます。


9月中旬~10月上旬、枝豆の収穫。枝や葉を刈り取って地面に敷き、上から米ぬかをまいておきます。


10月下旬~12月上旬、大豆の収穫。



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