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  • 執筆者の写真Kimie

梅を剪定するコツ


梅の木の剪定は、葉が落ちた11月~1月に行います。10月以降になると、丸くふっくらした花芽と、とがった葉芽が見分けやすくなりますので、花芽を残すようにして枝を切り詰めます。

梅の木は中国が原産で、花の色や形が様々にあり、品種によって花の咲く時期が異なりますが、だいたい2月~4月に開花します。

木の高さは5~6メートル程度で、小さくして盆栽に仕立てることも出来ます。


梅の木は1本だけでは実が付きにくいので、実をつけるなら他の品種で同じ時期に花が咲く梅を2本以上植えるようにします。



梅の木の剪定


梅は、枝の先端に葉芽がつき、枝の横に花芽がつきます。今年になってから伸びた枝や短い枝に花芽がついて、翌年に花が咲くので、新しい枝や短い枝は残すようにして剪定するのがポイントです。


葉が落ちている時期に、まず枯れ枝を取り除き、垂直に立ち上がる「徒長枝」や内向きに伸びている枝、混みあっている部分の枝を付け根から切って間引き、風通し良くします。


幹から直接出てくる「胴吹き枝」は、全て切り落とし、幹がすっきり見えるように仕立てます。


真夏の暑い時期に繁りすぎているようなら、上向きの徒長枝を付け根から切り落とし、形を整えます。枝を多く切り詰めると翌年の花は少なくなりますが、小さくすることはできます。ただし落葉樹の剪定は冬が基本ですので、夏に切る場合は細い枝を整える程度にしないと木が衰弱してウロができることがあります。


ウロ(幹にできる空洞)は、地上部の幹や枝と、地下の根とのバランスが崩れているために、根から吸収した水分や養分を吸収しきれず幹の中で滞り、腐ってしまうことでできます。

ウロができた梅がすぐに枯れることはありませんが、木が衰弱してしまうので、枝を切った時には根も切るようにすると防げます。「根切り」の仕方は、幹の直径より3倍くらい外側の地面にスコップを5~6か所くらいに突き刺しておくだけです。



枝垂れ梅の剪定


枝垂れ梅は、枝が広がり、上に伸びた枝が柔らかな曲線を描いて垂れ下がる形に仕上げると美しくなります。そのため上に伸びる枝を残して、下向きの枝を切るようにします。


枝を根元から切ると、切り口から多くの枝が出てきますので、その中から一番上の枝を1本だけ残して、下の枝は根元から切るようにしていくと形よくなります。


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