キンモクセイは、香りの良い花が9月中旬~10月中旬に咲きますので、剪定は花が終わった10月下旬~11月ころに行います。ただし寒冷地では冬に葉が少ないと木が弱るため、春先3月~4月上旬に剪定します。
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キンモクセイは中国原産の常緑樹で、成長が早く、高さ4~5メートルになります。
中国に自生するキンモクセイは雌株と雄株があり雌株には小さな紫色の実がなりますが、日本にあるキンモクセイはほとんどが雄株なので、花つきは良いですが実は生りません。
キンモクセイは、挿し木で簡単に増やすことができます。丈夫で育てやすく、庭木としても鉢植えにしても育てられますが、大きくなるので鉢植えの場合は頻繁に剪定をする必要があります。
日当たりが良すぎると葉やけしますが、日当たりが悪いと花がつきにくくなりますので、半日陰くらいの場所が適しています。乾燥に弱いので、真夏などは水切れに注意します。
寒さには弱いので、北海道では栽培できません。
キンモクセイの剪定
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自然と丸い形に育つので、剪定をしなくとも形よくまとまります。あまり剪定をせずに放任したほうが花つきが良くなりますし、自然な樹形が美しいので、狭い場所には不向きな木です。
剪定は主に大きさを抑えるために行いますが、枝を根元から切ると翌年は花が少なくなります。
狭い庭でキンモクセイを育てる場合には、数年に一度は翌年の花を我慢して枝を切り、形や大きさを維持する必要があります。
キンモクセイは上の方ほどよく伸びるので、上のほうの枝は付け根から切り、下のほうの枝は先のほうを切るようにします。
古い枝には花がつきにくくなるので、根元から切り落として間引きます。刈り込んでも新しい枝が出てくるので、花が終わった直後と、春夏に枝を切って中のほうが蒸れないようにします。
数年に一度くらい古い枝を根元から切り落とすと、木が活性化されます。