top of page
  • 執筆者の写真Kimie

椿を剪定するコツ


椿は剪定しなくとも整った形に成長しますので、枯れ枝を取り除く程度でも十分です。ただし花が咲きすぎると樹が消耗して翌年には花が少なくなりますので、花芽を摘んで花の数を調整したほうが元気に育ちます。

椿は10月~4月に花が咲くので、剪定は2月下旬~3月と5月、花が終わってから新芽が伸びる前までに済ませます。


椿は高さ6~18メートルの常緑樹で、品種によって上に立ち上がるタイプと横に広がるタイプがあります。

上に立ち上がるタイプの椿は上の方の枝を重点的に切り詰めて小さくし、横に広がるタイプの椿は垂直に立ち上がる徒長枝を切り落とします。


葉が大きいので、花が咲いた枝ごとに葉を2~3枚残して枝を切ります。混みあっている部分の枝は根元から切って風通し良くします。



椿の刈り込み方


椿は背が高くなる木なので、成長過程で幹の上部や中央先端部の上に伸びる枝を切って高さを抑え、円筒形に刈り込んで整えると形よく仕上がります。


横向きの枝より上向きの枝のほうが勢いよく伸びるので、立ち上がってきた枝を切っておき、横に伸びすぎた枝も切って形を整えます。


椿は枝を切っても新しい芽がよく出てくるので、刈り込んで生垣に仕立てるのにも向いています。



摘蕾(てきらい)


花が多く咲くと樹の勢いが弱くなってしまうので、花芽を摘んで花の数を調整したほうがよく育ちます。

塀の前に植えてある椿なら、後ろ側の見えない部分の花芽は全て摘み取ってしまっても構いません。全体の蕾から1/3くらいを手で摘み取るようにします。ハサミを使うと葉や枝を傷つけることがあるので、手で摘みます。


新しく出た枝に花芽と葉芽がつきますが、花芽は大きく膨らんでいるので容易に見分けがつきます。


植え付けたばかりの椿なら、1年目だけ花を我慢して、全ての蕾を摘み取ってしまったほうが生育状態が良くなり、翌年以降の花つきが良くなります。




カンツバキの剪定


冬に咲く八重咲の品種を寒椿と呼びます。幹が直立せず高さは3メートル程度なのでコンパクトに育てられます。

枝が横に伸びる性質があり、旺盛に芽を出すので刈り込んで小さくすることができ、生垣などに仕立てることも出来ます。


12~3月に花が咲きますので、6~7月に花が咲いた枝を切って整理し、不要な枝を取り除いて剪定します。


夏場や年末に刈り込むと翌年に花が咲きにくくなるので、11~12月には枯れ枝などを取り除き、形を整える程度の剪定だけにします。


閲覧数:353回0件のコメント

最新記事

すべて表示
© Copyright Florissant
bottom of page